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いよいよ明日FIFAワールドカップが開幕するが、今回の日本代表未だかつてないほどに期待が持てない。
今までも日本代表はそこまで期待はできなかったものの応援したいという気持ちは持てた。しかし今回は大会前のイケてない試合の数々もあり、サポーターのモチベーションが下がっているような気がする。個人的には今回は諦めて次回のワールドカップに期待しようと思ってるのだけど、日本代表はどうすれば変われるのか?それはやっぱり監督の影響が大きいのではないか。ここでは特定の監督批判ではなく、現状の日本代表の戦略をどのように変えていけばいいのかを考えてみたい。

まず、全員守備というどう考えても無茶な戦略を取っていることが、根本的な間違いだと思う。しかし日本の現状はそうしないと世界の強豪に太刀打ちできないというのも事実だろう。欧州遠征でのオランダ戦は前半ではその全員守備が上手く機能して、強力なオランダ攻撃陣を封じ込められた。しかし後半になってスタミナがなくなり、立て続けに得点を奪われてしまった。前述したように全員守備は世界に対抗するための苦肉の策である。しかしそれでは90分間戦えず、さらには攻撃参加のための体力を奪っており、決定力不足の原因の一つになっているのではないかと思う。岡田監督はそれを走力の強化で補おうとしているが、はたしてそんなことで解決する問題なのだろうか?そんな小手先でごまかすのではなく、もっと本質の部分から変えなければならないと僕は思う。

それにはまず守備力基準で選手選考を行うことをやめることである。もちろんDFなどの守備が本職のポジションは例外ではあるが、特に攻撃的なポジションの選手は当然ながら攻撃にどれだけ貢献できるかを基準にして選考するべきだ。言い方は悪いが守備なんてのは、フィジカルと意識があればある程度は誰にでもこなせるものである。しかし攻撃は違う。まず第一にサッカーセンスが必要になる。それがなければ話にならない。そういったセンスというものはトレーニングではどうやっても鍛えられないものである。そうした選手を招集して、まずは攻撃力を充分に発揮させ、守備で足りないところがある選手はフィジカルや守備意識を付けさせる。それによって選手一人一人の個性が活き、その連携によって日本代表の唯一無二のコアコンピタンス(中核能力)になるのである。

話は少し変わるが、ラグビーの日本代表はサッカーと同じように世界のトップレベルには全く歯が立たないし、どちらかといえばラグビーの方がトップとの差は大きい。にも拘わらず世界からリスペクトされていたりするし、サポーターは負けてもブーイングなんかせず選手の奮闘をたたえる。それはなぜかというと、日本代表には低くて鋭いタックルをし続けるという日本代表だけの強み(コアコンピタンス)があり、それを試合で充分に発揮しているからである(これは守備力をコアコンピタンスにしていて話しが矛盾しているではないかと、思われるかもしれないが、ラグビーとサッカーは全く性質の違うスポーツなので)。その結果勝っても負けても充実した良い試合が観れるのである。最近の日本代表の試合はつまらないと言われているが、それはやはり守備重視の消極的な試合展開であるからだろう。しかしそれを攻撃重視の転換することにより、日本代表の試合が魅力的なものになるのではないだろうか。

攻撃重視にすることによって守備がおろそかになるんじゃないかと、批判があるかもしれないが、攻撃時間が増えれば必然的に敵に攻められる時間は減る。攻撃は最大の防御というやつだ。強豪国相手にそれだけ攻められるのかとの疑問もあると思う。正直その点は選手の能力次第と言うしかない。今まではそれができなかったから、全員守備でがんばってきたのかもしれないが、今の若い選手や代表に選ばれていない選手には攻撃に特徴を持った良い選手がたくさんいる。そういう選手を通用するのかしないのか、試してみてから戦略を決めてもよかったのではないだろうか。何もせずに最初から諦めているようでは進歩などするはずがない。サッカーの監督をするためにはサッカーの戦略だけでなく、戦略論も学んだ方がいいのではないか。今まで誰もやってこなかったなら、それも独自の強みになる。いまさら何を言っても遅いのだが。

とにかく次の世代には楽しみな選手がたくさんいるので、それらの選手の良さが活かされるような戦略を考えられるような監督が就任してくれることを期待したい。
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